レイは元々神様への捧げものです。踊りで身につけるときは自分を彩り守るもので、それはまた、大切な人への贈りものにもなります。小笠原の行事に華を添える「島フラ」や、航海の無事を祈る見送りには欠かせません。西洋・南洋・東洋の歴史と文化が入り混じった小笠原で生まれ育った、太陽のように情熱的な赤いレイを、これからも島の誇りとし大切にしていきたいです。
(猪村真名美/
ナァ・プア・ナニ・オ・マクア主宰)