南島にボートで上陸し足場の悪い崖を上る。細い坂道を通り抜けていくと目の前に広がる真っ白な砂浜、その先には外海と通じるトンネル状の大きな穴。小笠原特有の濃いブルーよりもやさしく感じる、海底の白いサンゴ砂に反射した海の色。はじめてから30年以上経っても感動は変わりません。人々のいろんな努力がありますが、それをあまり感じさせず、このまま未来へ渡してあげたい場所のひとつです。
(森田康弘/
水中ガイドインストラクター)