タコノ葉細工は小笠原の「村の木」であるタコノキの葉を使った民芸品。葉っぱを茹でたり乾燥させたりと仕込みに手間が掛かるのですが、その分出来上がりはとても丈夫。実用品として重宝され、戦前から残っているものなどもあったりします。島の小学校の授業でも教えていますが、小笠原の文化が詰まったこの伝統をもっと定着させていきたいです。
(増田ゆかり/タコノ葉細工研究会)